『なる』ことは簡単、『あり続ける』ことの難しさ。-あのヒーローは、今?-


 

小学生の時、どの時代もどの場所にもヒーローがいたと思う。足が速かったり、ドッジボールが強かったり、ひょうきん者だったり。そのヒーローの姿は多種多様だけれども、言葉にするならヒーローなのです。

ヒーローはいつも輪の中心にいる、不思議なことに女子が一斉にヒーローを好きになる。私ももれなく、その女子の一人だったわけだけれど。

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私の学校にもヒーローがいました。運動が出来て、おもしろくて、将来イケメンになるだろう顔立ちの男の子。けれども中学生になると、言っては悪いけれど、彼は急に目立たなくなりました。

もちろん彼の顔立ちは変わらない、運動も勉強も普通以上にできる。けれども彼は子どもたちが作る、世界の中心にはいなかった。一員でしかなく、以前は彼より目立たなかった男子が芽を出したりなんかすると、ちょっとした嫌がらせもしていたようでした。

その盛衰ぶりに悲しくなったことは、今でも強く覚えているもので。そこにはもう、輝かしいヒーローの姿は残っていませんでした。

彼はヒーローにはなれた。けれども、ヒーローであり続けることができなかったのです。

 

人は誰でも、ヒーローになれると思います。ちょっとでも目立つことをすれば、ちょっとでも尊敬されることをすれば、結果や肩書きなんかもそう。『○○しました!』『○○作りました!』その事実に人は寄ってくる、自分自身もその環境に酔うことができる。

けれども、いつも思うのです。
『で、その先は?』

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高校生、大学生になり、どうしてか恵まれたことに『イケてる』人と、よく出会う。話を聞けば、いわばずっとヒーローであり続けてきた人たちだと感じました。

気がつけば会社やサービスを作っていたり、メディアに取り上げられていたり、誰からも神的に崇拝されていたり、成人式で『市長になります!』と宣言していたり、とりあえず挙げきれない。

けれども、ヒーローはそこで終わらない。何をすべきか、どうすべきか、考えて動いて、次へ次へと進んでいく。ずっと『その先』を作り続けてきた人たちのように思うのです。

 

以前「成功のサイクルを回し続ける『イケてる人間の3条件』」に書いたように、『行動する』『成果を出す』『自信をもつ』ことで成功のサイクルを回し続ける。ヒーローであり続けるためには、絶え間なく努力し続けなければいけないのです。

ヒーローが戦う相手は悪役ではない。戦うべきは、新たに生まれるヒーローたち。ヒーローと常に戦い、勝ち続けることが求められているのだと思うのです。

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今、あの輝かしかったヒーローは、今どこで何をしているのだろうか。そんな時、Facebookは実に便利なツールだと思うのだけれど。

あの頃と顔も変わらない。けれども勝手な妄想かもしれない、どこか寂しそうな目をしていた。

 

『なる』ことは簡単だ。一瞬の努力だったり、そこへの熱量はわりと割けたりする。けれども一定の熱量を、それも継続的に保ち続けなければいけない。そうでなければ『あり続ける』ことはできないのだ。

 

そんな小難しいことを考えながら、私はそっと、彼の写真に『いいね!』を押すのだった。